移動用リフトには様々なタイプがあります。
床からの立ち上がりが困難な際に使う電動昇降座椅子や、玄関のあがりかまちやトイレ、浴槽などに設置して使用者の動作を容易にします。
また、ベッド付近に設置してアームで吊り上げるタイプや、玄関先や屋外で車いすと一緒に昇降させるもの、さらには階段を車いすごと昇降させるものもあります。
生活環境や移動方法などを考慮して、使用者と介護者の負担軽減につながるものを選びましょう。
移動リフトの種類
電動昇降座椅子
筋力低下により、フローリングや畳などの床からの立ち上がりが困難な場合に使用されます。
座ったまま方向転換ができる座面回転式や、座った状態での移動ができる床走行式など多様な種類があるのも特徴です。
玄関あがりかまち用リフト
設置工事不要でそのまま使用することがあります。玄関のあがりかまちを越える際に使用されます。
固定式リフト
支柱を左右足側と頭側の4ヵ所選ぶことが出来、支柱を中心に360度アームが回転することで幅広く利用が出来ます。
コンパクトな形で操作も軽く、ベッド移乗に最適です。
床走行式リフト
移動するタイプ。吊り上げは電動、方向転換は手動で行います。
フローリングでの部屋や、旋回スペースのある部屋に向いています。主にベッドから車いすなどへの移乗に使用します。
車椅子用電動昇降機
玄関の間口の広さでは車椅子での出入りが難しい場合に、居室やリビングなどの窓から入る時に使用します。
設置に工事は必要なく、車での持ち運びも可能でリーズナブルなお値段も特徴です。
階段昇降機
設置工事が不要ですぐに使用できます。階段昇降での介助者の負担を大幅に軽減します。
軽量で持ち運びも可能です。
お風呂用リフト
浴槽での立ち座りや出入りをサポートします。座ったままの入浴が可能で、肩までしっかり侵かることが可能です。
介助者への負担と利用者の身体的負担の軽減になります。
トイレ用リフト
座ったままの安定した姿勢で昇降し、お好きな場所で停止できます。
立ち上がる時に高さが足りない人、足が曲げづらい人、ドスンと座りがちな人などに向いています。