自動排泄処理装置の交換可能部品は、直接肌に触れるレシーバー部分や、チューブ、タンク等、尿や便の経路となるものです。

レシーバーには男性用と女性用があります。

交換部品もそれぞれの装置によって、適合するものが決まっています。

材質やサイズなどの違いはありますが、それ以前に適合した製品同士で使用する必要があります。

装置そのものは耐用年数が比較的長くなりますが、交換部品は肌や陰部に直接触れるものであるため、清潔に保つ必要があり適宜交換が必要です。

また、自動吸引式集尿器(装着型)を使用する場合はスキントラブルの予防にも努める必要があります。

特に連続して装着するタイプのものを使用する場合、スキントラブルを起こす可能性が高くなります。

連続して使用するのは12時間程度までとし、適宜、陰部洗浄やスキンケアを行うなどの対応が必要となります。

交換可能部品の種類

レシーバー

尿や便を直接受ける部品です。細いチューブに繋がれた先端部分は、男性用と女性用で形状が異なります。レシーバーをあてがって排泄すると、センサーが感知して自動的に吸引する仕組みになっており、チューブを通ってタンクに溜めることができます。

レシーバーは寝たままでも自分であてがうことができるので、身体状況によって介助なしで排泄を済ませられるようになります。女性用のレシーバーにはあてがいやすいハンドルが付いているものがあります。

また、お手入れのことを考えると、レシーバーとチューブが取り外せるものが望ましいです。

チューブ

レシーバーで受けた尿は、チューブを介してタンクに運ばれます。長さは大体2m程度あるため、本体をベッドの脇など邪魔にならない所に設置しておくことができます。

タンク

排泄物を溜めるタンクは、自動排泄処理装置の本体内部に設置されています。一般的な自動排泄処理装置のタンクの容量は3ℓ程度です。成人の約1日分の尿を溜められるので、後処理は1日1回程度で済みます。

交換可能部品を選ぶ時の注意点

自動排泄処理装置の交換部品は、必ず本体に適合するものを使用してください。異なる機種の部品を選んでしまうと、サイズが合わないなどで使用できなくなります。

自動排泄装置は、比較的コンパクトなものから大容量タイプまで様々なサイズがあります。大きいタイプは多くの排泄物を溜めておけますが、その分重いので、持ち運びには不向きです。寝室以外の場所にも持ち運んで使用する場合は、コンパクトで軽量タイプがオススメです。

レシーバーは肌に直接触れるものなので、日に何度も使用するため、素材や触り心地も確認しておいてください。

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